池袋ルネッサンス構想


−1986年−

 

 本プロジェクトは、昭和59年1月(社)東京都建築事務所協会豊島支部が、法人設立

35周年と豊島区区政50周年記念行事として、都市計画委員会(委員長 宇田川達生−

茜設計代表−)を組織し、豊島区の後援を得て『21世紀の池袋副都心づくりを考える』

と題して提案したものである。

 提案後、各方面から大反響があり、多くの商店会、大手百貨店、各種団体等からの要請

で説明会を続けるうちに、地域社会での大きな町づくり運動へと発展した。1年後の昭和

60年2月、この提案の実現化を目指す地域組織が結成された。

 推進母体自らが基金を募り、これをもとに(社)日本都市計画学会に推進計画策定の調

査を委託し、学会と地元が一体となってガイドプランを固め、計画の実現化に取り組むこ

ととなった。

 これらはすべてにわたって、我が国初の試みであり、『真の民活のお手本』として、各

方面から高い評価を得ている。

 平成元年度、建設省に創設された『複合空間基盤整備業』の対象案件に取り上げられ、

平成2年度国庫補助事業の第1号として採択され、平成3年(財)日本建築センターによ

って調査報告されるなど、着々と実現に向けて歩み始めている。

 完成の暁には、町の連続性、回遊性、安全性を高めた一体的な町づくりとなるもので、

地域社会・行政当局・マスコミ関係者等からも熱い眼差しで見守られているプロジェクト

である。

 

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